キリルの説明には「実はこういう策略だった」ってのが頻繁に出て来るんだよね。本人は気付いてないかもしれないけど、そういうのって、凄い「後付け感」があるんだ。それがキリルをいまいち信用しきれない理由のひとつなんだよね。二人の話を聞けば聞くほど、本来の僕の考えとは違う方へ行っちゃいそうだよ。だから早く時間を進めようって言ったのに。