アルビン「フリーデル。」
[アルビンが持っていた吊り縄を一層強く握り締める]
パメラ「冷静なアルが揺れた人っぽさか」
エルナ「ニコラス黒くない?」
[アルビンはフリーデルの背後に回る]
アルビン「僕が生きて、この村から出られたら…」
フリーデル「それ以上は、言わないでおいて。」
ニコラス「この距離感なら狼でもできなくはない。理由は割愛するね」
[アルビンはフリーデルに縄をかける]
[フリーデルはアルビンの手に優しく触れた」
[降り続く雨は止んだ。アルビンは夜空を見上げた。滲む月明かりが眩しい。間もなく日が明ける。]
カタリナ「今日も一日お疲れ様」