人狼か。聞いたことがあるな。
姿かたちは人に似る。が、その本性は獣。
人を食らう怪物、だったか。
本当に存在するのか?
確かこの村には、人狼からの襲撃を防ぐことのできる守護者の血筋の者がいる、という伝承が残っていたはずだ。
流石に、どの家の者かは知らないが……。
(ちなみに、裏の会話でもロール続けますか? 表ではCOとか●とか使わない雰囲気みたいですけど。用語使うと文字数圧縮できるから便利は便利ですし)
ま、仮に人狼がいるとしたらその守護者とやらはよほどの事情がない限り名乗りでない方が賢明でしょうね。真っ先に守るべき側の人間がやれるなんて笑い話だわ。
……すまぬ。要らぬ混乱を招いてしもうたようぢゃ。
あれは伝説とは云っても都市伝説の類。忘れるが良い、老いぼれの世迷い言ぢゃ。
守護者がいる以上、初日から全ての能力者が名乗りを上げる可能性がある。
騙りを任せても良いだろうか?
……やっぱ人狼は居る、って結論なわけ?
あのさ、えっと、なんていうか……例えばだ、本当にそんなんがいたとしてさ。実はそいつらすっげーいいやつだった、とか、そういうのはないの?
守護者の血を引く方がおられるのは心強いですわね。
――まぁ、その伝説なり噂話なりの人狼が実在すれば、の話ですが?
仮に人狼が実在するとしたら、食べられるのを待つしか出来ませんの?
占い師の話は聞いたことがあります。
確か、普通の人と人狼を見分けることができる人だって。
霊能者も似たような能力だったような……あくまで昔話で聞いたことなので真偽はわからないですけど。
この村には共有者も狐もいない。占いの結果を恐れる必要はない。
三匹目の人狼を出してしまわない限りは大丈夫だろう。
なにより、私たちは相談できる。それが最大の強みだ。
すこし前世の話をするが、占い師を騙ったような気がするんだ。
二度続けてはきついので、騙りをお願いしたい。
あぁ、やはりそうですわね。
……そんな気はしておりましたけれども。
私も、前世で占い師を騙っていたような気が致しますわ。
なーんかごちゃごちゃして面倒な感じだなあ。
俺様ちゃん、ややこしいの苦手なんだよ……。
その占い師だとか霊能者だとかがホントにいるならさ、とりあえず名乗り出てもらった方が話は早いんじゃないの?
そしたら人狼とやらだって諦めるっしょ。めんどくさー、って。