イヴァンはやっぱりお兄さんと呼ばれたいらしいぞ。
エスと一口にいっても、その趣味はさまざまらしい。
ではイヴァンはお兄さんであるとして、
そこの少年は新しい家族なのか?
弟はロラン母さんのぼうやになったようだから、
ラビが貰われっ子であるなら、
年齢的に彼は、弟の弟ということになるだろう。
その場合、弟が「弟」という一人称を使うことは適切なのか?
[ブツブツブツブツ。
相変わらず悩みは尽きない様子]
どうにも謎が多すぎるぞ、おまいら。
さて、どう紐解いたものか。
[ミルクをそのまま飲みながら。
しばらくそのまま考え込んでいるだろう**]
━━┳━ロラン(母)━━━┳━━
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イヴァン(兄) レイス(弟) ラビ(連れ子)
「なるほど」
男は深く納得した。
母ロランは父の再婚相手。
ラビは義理の弟という訳か。
では、父は誰なのだろう。
また、我が家の事情に詳しいエレオは何者なのだろう。
謎は、更に深淵の闇に呑み込まれていくようである。
「なんと」
父の再婚で、一気に姉と弟が増えてしまった。
エレオの事は、お姉さんと呼んで差し支えないであろう。
いい事を知った。
まだ、家族が増える…だと。
思い返してみれば、
エレオ義姉さんが言っていた家族が増えるよ、とは、
自分自身とラビのことを指していたのかも知れない。
何にせよ、家族との絆は大切にしなくてはならない。
昔、読んだ小説にそう書いてあった。
しかしこの場にいる者は、
もしかして皆、なんらかの繋がりがあるのか…?
[ブツブツブツ。
そろそろ整理が追いつかなくなってきたらしい。
従姉妹かも知れないキリルや、誰かの姪を眺めながら、頭を捻っている]
混乱してるね。
それでいて順応してる、と言っていいんだろうね。
お母さんであるところの僕が今、一つだけ断言できふことがあるとしたら。
だが…困っている人には親切にしなさいって、
幼稚園の頃の先生が言っていた気がするな。
そして先生の言いつけは守らないといけないと、
母親(旧)が言っていたぞ。
[ブツブツ言いながら、
サーシャにウォトカの瓶を差し出した]
弟はこの家の、この村の弟だ。
この村は実は全員家族で、
血は繋がっていなくても、家族は家族なんだ。
…って、イザベラとラビが言っていたぞ。
[とてつもなく不親切な説明]
そう……。
実は私も、私の母さんは、あなたたちの父親に"ピーー"されて"ピーー"な挙句に"ピッピピピー"なのだけど。
[...は、ウォトカをごぼごぼと飲んだ]
……姉さん!?
[難しい大人の話はよく分からなかったけれど、これはそういう流れだ。
飲みっぷりをやや不安そうに眺めながら首を傾げた]
どうする、姉さんか妹か微妙なところだぞ。
姉さんであれば何も問題がないが、
妹であれば、弟が弟で良いのか難しくなってくるな…
[ブツブツブツ]
……知らない。
姉でも妹でも、好きに呼べば?
……取り敢えず、あなたも飲むといい。
[...は、ウォトカの瓶を差し出した]
姉さん!!
[妹だと、悩み事が増えるので、
姉さんと呼ぶことに決めた]
ふむ…ウォトカ……
実際に口にするのは始めてだが。
[アルコール自体がね。
おそるおそる飲み始めるが、
2口、3口で、あえなくパタリと酔いつぶれるだろう**]
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●━┳━■━━┳━ロラン(母)━┳━シュテ ○┳
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サシャ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┃
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イヴァン レイス エレオ ラビ アリョ
イライダさんはアリョールのお母さんで
キリルは家政婦的な場所で
アニーは面倒だからまだ生きてるけどどうせ死ぬからサーシャのお母さんあたりかレイスのお父さんあたりに放り込むのがよさそうかな?
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●━┳━イライダ(父)┳ロラン(母)━┳━シュテ ○┳
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サシャ ┏━┻━┓ ┏━━━┫ ┃
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イヴァン レイス エレオ ラビ アリョ
図にするとロラン母さんの1婦多夫制(?)で妹一家とイライダ義父さんが離婚した前妻の子供のサーシャが同居でしっくりきてしまうね。