ザーッ、ザーッ
[再びスピーカーからノイズが発せられる。そして前回と同じく、またしばらくのノイズの後にボイスチェンジャーで声を偽装した声が現れる]
ー刻む時間は0時と半刻。それからは君達にはあるゲームをして貰う。なに、簡単な話だ。決められた人間を2人殺せば済む、実にシンプルなゲームだ。小学生でも理解出来るだろう
ゲームの詳細はまたこちらから説明させて貰おう。君達人数分の部屋も階段を上がったところにある。各自、自由に散策してくれて構わない
それではまた、御機嫌よう
[そうして一度目と同じく沈黙がやってくる。ほぼ一度目と同じだったと言えるだろう。しかし一点、一度目と二度目での相手の声のトーンが少し違うようだった。これはここに連れてきた犯人は複数人、いや、集団である事を示す為か、それともそう思わせようとしているだけなのか。
今の状態では分かるはずもなかったー]