はぁはぁはぁ…!
[ドタドタと無遠慮に足音を立てながら、男の息継ぎを繰り返す音が近付いてくる]
ばたんっ!
「いやぁ、みんなお待たせしてごめんね。私が最後とは面目無い…」
[ハンカチで額から噴き出る汗を必死に拭いながらドアを開けて来たのが、344プロダクション(無能)の社長、三好だ。一通り汗との格闘を終え呼吸を整えると、大仰に一つ咳払いをしてみせた]
「ごほん、えー、君達に集まって貰ったのは他でもない。実は、みんなも薄々感じてるとは思うが、我が社の経営は下がるばかりだ。色々試してきたものの全く効果が無い。君達の個性的なキャラに依るもの…だとはあまり思いたくないが、それでもこのまま我が社を存続させることは難しい。
そこでー」
[ここで一呼吸置くと、申し訳無さそうな顔をしながらもはっきりと言い放った]